【アロマテラピー活用法】五月病に効果的な精油は？アロマテラピーで心と体を癒す方法

五月病とは、新しい環境や生活リズムに適応する際に起こる精神的な症状の総称で、わが国においては新年度の4月が入学や就職、異動や一人暮らしなどが多く新しい環境に適応するためのストレスが引き金になり、不調をきたしやすくなるのが5月頃と言われています。ゴールデンウイークの連休明け頃に『やる気が出ない』『疲れが抜けない』といった症状が感じられたらもしかしたら五月病かもしれません。このような症状を和らげるには、アロマテラピーが効果的な方法の一つです。アロマテラピーでは、精油の香りを嗅いだり、入浴剤として使ったりすることで、身体的・心理的なストレスを軽減することができます。

五月病対策！オススメの精油

五月病の対策におすすめの精油をご紹介します。最近何だかやる気が起きないと感じたらぜひ以下の精油をお試しください。

ラベンダー

リラックス効果が高く、不眠や緊張を緩和する効果があります。また、神経のバランスを整える作用もあるため、ストレスを感じている時には特におすすめです。ラベンダー精油は、多くの健康効果があることが知られています。不安、頭痛の軽減、傷ややけど、虫刺され、湿疹、アレルギー反応、筋肉痛、関節炎、生理痛の緩和にも効果が期待できます。普段はハンカチに1、2滴たらして持っておくといつでも香りを楽しめます。ラベンダーのハーブティーもオススメ。

ユーカリ

シャープな香りは気分をリフレッシュさせ、頭をスッキリさせる効果があります。ユーカリ精油は、風邪症状、鼻づまり、咳、喉の痛みなどの呼吸器系の問題に効果があるとされ清涼感のある香りは花粉症にも有効ですが五月病による集中力低下や疲れに対しても効果的です。

グレープフルーツ

爽やかな香りが疲れた心を癒し、気分をリフレッシュさせる効果があります。グレープフルーツには体脂肪の分解を促進したり、老廃物を排出する効果、食欲を抑える効果もあるので実はダイエットにも役立ちます。また、免疫力を高める作用もあるため、風邪や体調不良にも効果的です。

五月病は、誰にでも起こりうる

五月病になりやすいひと？

新入社員や新入生など、新しい環境に適応しなければならない人や、まじめな人、仕事や勉強に対するモチベーションが低下しやすい人が五月病になりやすいとされています。もしあなたの周りに最近元気がない、自己肯定感が低いと感じる人がいた場合、五月病の予備軍かもしれません。まずは話を聞いてあげることが大切です。特別なアドバイスは必要ありません。誰かに話を聞いてもらうことでだいぶ楽になることもあります。その際に上記の精油の香りがきっと助けになってくれるでしょう。

アロマテラピーで心と体を癒す方法

アロマテラピーを使った五月病の対策として、ラベンダー、ユーカリ、グレープフルーツの精油が効果的。これらの精油を使ったアロマテラピーは、自宅でも手軽に行うことができます。

お部屋に香りを拡散

アロマディフューザーに精油を垂らして部屋中に香りを広げたり、マグカップにお湯を入れ精油を2～3滴たらして香りを楽しむのもおすすめ。周囲にやわらかく香りが漂います。

外出時にはハンカチにしみこませて

外出時にはユーカリやグレープフルーツの精油をハンカチにしみこませて持ち歩きましょう。いつでも気分をリフレッシュしてくれます。また、スーパーマーケットなどでグレープフルーツ果実を手にとって香りをかいでもスッキリします。一度お試しあれ。

十分な休養が大切

五月病の対処法として何よりしっかりと休養を取ることが大事。アロマテラピーで心と体を癒しましょう。入浴時に湯船に精油を数滴たらしてゆっくりお風呂につかるものおすすめ。一日の疲れを香りが癒してくれます。お休み前には枕元にラベンダー精油を数滴しみこませたコットンやハンカチなどを置くことで質の高い睡眠を得やすくなります。しっかり休養することで気持ちが軽くなり五月病の対策になります。

五月病で悩んでいる方は、アロマテラピーで心と体を癒してみてはいかがでしょうか。

五月病の対処法としてアロマテラピーをご紹介しましたが、もし精神的に不安定、つらい状態がひと月以上あるという方は心療内科の受診も検討してください。無理や我慢は禁物。アロマテラピーを活用して五月病をうまく対処しましょう。