なんとなく学校、仕事に行きたくないとき、ありませんか?
朝起きてもやる気が出ない。
ベッドから出たくない。
誰とも話したくない。
そんな気分になるのは一度や二度じゃないと思います。筆者もよくあります。このような気分の時は『いっそ何もしない』というのが対策の一つですがなかなかそうもいかないものです。この記事では、このようにざっくりやる気出ない時の改善方法としてアロマテラピーをご紹介いたします。
目次
アロマテラピーの活用法
まずはアロマテラピーについて簡単にご説明します。読み進めていただく前に一つ、アロマテラピーで上記の症状が劇的に改善される、ということはありません。予めご了承ください。
アロマテラピーとは
アロマテラピーは、精油を使用して身体や心を癒す自然療法のことです。精油は、植物から抽出された濃縮された植物の芳香成分であり、植物の花、葉、茎、樹皮、果実、種子などから抽出されます。これらの精油を直接肌に塗布する方法、アロマディフューザーなどを使って部屋中に香りを広げる方法、入浴剤として使用する方法などがあります。
ここでは香りを嗅ぐことで、脳や神経系に働きかける「芳香浴法」をご紹介します。アロマテラピーの中でも自分ですぐに取り組める方法ですので参考にしてみてください。
それではアロマテラピーで『なんとなく学校、仕事に行きたくないとき』に対処していく方法を見ていきましょう。
何となく学校や仕事に行きたくない理由
そもそもなぜ何となく学校や仕事に行きたくないか?
特別な理由が見当たらなくても下記のような原因が考えられます。
ストレス
学校や仕事での人間関係、不安など、いつの間にかストレスは溜まっていくものです。ストレスは年齢性別問わず多くの人が抱える問題です。
ストレスが溜まると、心身のバランスが崩れて、気分が落ち込んだり、イライラしたりします。何となく学校や仕事に行きたくないと感じるとき、特に自覚がなくても知らず知らずのうちにストレスが溜まっているかもしれません。
睡眠不足
睡眠不足は、気分や集中力に大きな影響を与えます。ゲーム、やりすぎてませんか?筆者は徹夜でTVゲームよくやりました。RPGでレベル上げやアイテム探し、ダンジョン探索……。今は動画をイッキ見。からの仕事、まぁ眠いです。自業自得。
また日中のストレスが原因で夜なかなか寝付けないなど、睡眠不足になると、脳や身体の疲労が回復しないだけでなく、免疫力や新陳代謝も低下します。口内炎出来たりニキビできると思ったら…。睡眠不足によって生じる憂鬱や不安は、学校や仕事に行きたくない気持ちを強めます。なお、睡眠不足については別の機会に改めて記事を投稿いたします。
ルーティン化
ルーティン化は、毎日同じようなことを繰り返すことで起こります。ルーティン化すると、新鮮味や刺激が失われて退屈に感じます。ルーティン化は安定感や効率性をもたらす一方で、学校や仕事に行きたくない原因にもなります。
いわゆる『つまんない日常』です。かわり映えしない日常も人によってはストレスになってしまいます。というかストレスがうまく解消されて行かない状態とも言えます
4月の年度初めからひと月ほど経過し環境の変化に慣れつつある5月頃に起きやすい精神的な不調、いわゆる五月病もこのルーティン化が原因のひとつと考えられます。
何となく学校や仕事に行きたくないときの対処法
これらストレスや睡眠不足、ルーティーン化などから何となく学校や仕事に行きたくない感覚に陥ったときの対処法をご紹介します。
ストレスの軽減・解消
ストレスを解消する方法は人それぞれですが、アロマテラピーは有効な手段のひとつです。アロマテラピーのうち、ここでは香りを嗅ぐことで、脳や神経系に働きかける「芳香浴法」をご紹介します。
香りは嗅覚神経を通して脳に直接作用し、自律神経やホルモンの分泌を調整します。ストレスに効果的な精油は、『ラベンダー』『ベルガモット』『カモミール』などです。これらの精油をディフューザーで空気中に拡散させたり、外出時にはハンカチに数滴たらして持ち歩くことで、いつでも手軽にリラックス効果が得られます。
睡眠不足の軽減・解消
睡眠不足を解消するには、元も子もないですが規則正しい生活習慣や快適な寝室環境を整えることが大切です。軽めの運動もいいでしょう。
アロマテラピーも睡眠の質を向上させる効果があります。睡眠に効果的な精油は、『ラベンダー』『イランイラン』『サンダルウッド』などです。これらの精油を就寝時にコットンやティッシュペーパーなどに数滴たらして枕元に置くことで安眠の助けになります。
ルーティーン化の対処法
ルーティン化に対処するためには休日の過ごし方や趣味を持つなど日常生活に変化をつけることが効果的ですが急にそんなことできませんよね。特に一日中室内で仕事をしている方は意識して外の空気を吸いに出かけると気分転換になります。筆者は一日中デスクワークをしていた時は今思えばどんよりした気持ちになったり元気なかった日もありました。ここでもアロマテラピーが活用できます。『ローズマリー』は記憶力や集中力を高め、『レモン』はリフレッシュ効果があり気分を明るくしてくれます。『ラベンダー』は気持ちを落ち着かせる働きがありリラックスタイムのお供に最適。忙しくて休日は何もしたくない、ゆっくり休みたい時もこれらの精油は助けになります。
ラベンダーは多くの場面で活躍できるアロマテラピーの万能選手。迷ったらとりあえずラベンダー。
なんとなく学校、仕事に行きたくないとき、活用したいアロマテラピー。リラックス効果やストレス解消、免疫力向上など様々な効果が期待できます。しかし注意点もあります。
アロマテラピーの注意点
精油の質に気をつける
精油は、アロマテラピーの基本となるものですがその質には大きな差があります。安価な精油は、合成香料や添加物が含まれていたり、品質管理が不十分だったりすることがあります。これらの精油を使うと、肌に刺激を与えたり、本来の効果も得られない可能性が高いです。精油を選ぶ際には、信頼できるメーカーやブランドのものを選びましょう。また、原産国や成分表記、有機栽培かどうかなどもチェックしてください。選び方のポイントとして『アロマオイル』ではなく『精油』もしくは『エッセンシャルオイル』を探してみるとよいでしょう。
適切な使用方法や量を守る
精油は非常に濃縮されたものであり、直接肌に塗ることはお勧めしません。また、飲まないでください。小さなお子様が誤って口にしないよう十分注意してください。ペットを飼ってる方も注意してください。お香やディフューザーの蒸気程度であれば問題ないでしょうが念のため動物病院で確認しておいた方が良いでしょう。
特に猫は中毒を起こす危険があります。絶対に猫に精油を舐めさせないでください。猫の皮膚に塗ったりしないようにしてください。
精油を使用する際には、必ずキャリアオイルや水などで希釈してください。また、使用量も適切に守りましょう。一般的には、キャリアオイル10mlに対して精油1~2滴程度が目安です。使用量を多くすると、効果が高まるというわけではありません。むしろ、副作用やトラブルの原因となることがあります。また、精油の中には『光毒性』という性質を持つものがあります。光毒性とは、精油を皮膚に塗った後に紫外線に当たると、皮膚が赤くなったり水ぶくれができたりする現象です。光毒性のある精油には、柑橘系のベルガモットやレモン、グレープフルーツなどがあります。
猫に避けた方がよい精油
ミルラ/パチュリー/シナモン(フェノール類)
ペパーミント/ローズマリー・カンファー(ケトン類)
グレープフルーツ/ベルガモット/レモン/オレンジ(リモネン)
サイプレス/パイン/ユーカリ/フランキンセンス(ピネン)
おわりに
アロマテラピーは自然なものですが、だからといって安全というわけではありません。精油は植物の有効成分を凝縮したもので、使い方や量によっては副作用やアレルギー反応を引き起こすことがあります。それだけに注意も必要です。
なんとなく学校、仕事に行きたくないとき以外でも気分転換や集中したい時などもアロマテラピーは活用できますのでぜひ生活に取り入れてみてください。